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また「ちいかわ」が人を狂わせた? マックに続き、くら寿司もコラボで問題…それでも企業がIPコラボをやめられないワケ

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ちいかわ くら寿司
9月30日まで予定していた「ちいかわ」とのコラボの中止を決定した「くら寿司」(撮影:今井康一)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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1つ目だが、企業側としては、商品、サービスによる競合との差別化が難しくなっているという事情が背景にある。

飲食店を例にすれば、味や品質、店舗の利便性だけで競合に大きな差をつけることは容易ではない。一方で、価格を下げたり、クーポンを発行したりして割安感を出すことも、原材料費、地価や人件費が高騰している現状においては、企業の利益を圧迫することになってしまう。

そうした中で、「おまけ」で付加価値をつけることが、手っ取り早く、効果も高いやり方となる。同じ商品を買うのであれば、好きなキャラクターのグッズが付いている店を選ぶ。あるいは、普段はその店を利用しない人が、限定グッズを目当てに来店する。

2025年にくら寿司とちいかわがコラボした際、先着プレゼントとして展開した寿司皿(写真:編集部撮影)

世界的な人気キャラクターとコラボする場合、数千万円から億単位の契約料がかかるとも言われているが、企業側はそれを上回る収益を期待しているからこそ実施する。特に、キャラクターとのコラボによって呼び込める若年層やファミリー層は、多くの企業にとって取り込みたい顧客層でもある。

海外でも「スパイダーマン」や「ハローキティ」などとのコラボが活況

実は、このトレンドは日本だけではなく、世界的なものだ。筆者は今夏、スペインとハワイに行ったが、スペインのマクドナルドでは「スパイダーマン」と、ハワイのマクドナルドでは「ハローキティ」や「ゴジラ」とのコラボメニューを提供していた。国や地域によって使われるIPは異なるものの、「人気コンテンツの力を借りて来店する理由をつくる」という手法は共通している。

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