有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #自動車最前線

ライバル「アルファード/ヴェルファイア」にない、日産らしい"運転する楽しさ"…新型「エルグランド」の特異性

10分で読める
2026年7月16日に発売した日産の新型「エルグランド」(写真:三木 宏章)
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
2列目シートには脚を休められるオットマンを装備(写真:三木 宏章)

1.5リッターエンジンは発電のためだけに使い、駆動用バッテリーを通して前後のモーターをまわす全輪駆動システムを採用する新型エルグランド。より大きな排気量を持つV型6気筒エンジン搭載の従来モデルとは、かなり異なる成り立ちだ。

走行性能の面からすると、モーターで走ることのネガはない。プラスが多く感じられる。加速性とともに、コーナーをまわるときアクセルペダルの踏み込み量を加減しての走行もしやすく、大きな魅力だ。とりわけ、車体のロールを抑えるスポーツモードが痛快だった。

「G e-4ORCE」には渋滞時のハンズオフが可能な「プロパイロット」搭載で、ウインカーレバー操作により車線変更支援機能も備える(写真:三木 宏章)
レーンキープ性能の向上とともに、50km/hの渋滞時のハンズオフモードと車線変更支援機能が採用されている(写真:三木 宏章)

今回は、スタンダード、コンフォート、そしてスポーツと試したが、キャラクターが明確に変わるのが印象的だった。「じつは、足まわりの設定は、コンフォートが基準で、そのあとスタンダードやスポーツを調整しました」という日産の技術者の説明は興味深かった。

そこにあって、私が試乗のあと、スポーツモードが気に入ったという感想を、別の技術者にしたところ、「そこは日産ですから……(複雑な笑い)」と反応してくれたのが面白かった。いや、頼もしかった。やっぱり、日産は日産ならではのクルマというキャラ立ちをしていてほしいのだ。

巨体を感じさせない取りまわしの良さ

Nissan Connectはグーグル搭載でグーグルマップ、グーグルアシスタント、グーグルプレイなどが使える(写真:三木 宏章)

エルグランドは、市街地でも、印象に残るドライバビリティを発揮した。ひとことで言うと、扱いやすい。約5mの全長に3mのロングホイールベースの組み合わせではあるが、ステアリングは正確だし、前輪の操舵角は大きめだ。つまり小まわりがきく。

加えて「街中のコインパーキングなどを想定して車両の取り扱いやすさを追求しました」と言うのは、エンジン開発担当の技術者で、「微速領域でもアクセルペダルを踏み込んだときのトルクの出方も入念に調整しています」とのことだ。

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数