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「赤い封筒を拾って死者と結婚」「死者の霊をあの世から迎える一カ月も」⋯日本以上にホラーが流行?台湾の怪談事情が凄い

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鬼月 普渡
鬼月の期間、台湾では「あの世」から戻った無縁仏を食べ物などでもてなす「普渡」の儀式が各地で行われる。写真は2025年のもの(写真:陳珏勲さん提供)
  • 濱川 太一 フリーランス記者・編集者
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「私が中学1年生の頃、小中一貫校の寮に住んでいた時の話です」

こう話し始めたのは、筆者の友人で台湾・国立政治大学の修士1年、賴冠宏さん(02年生まれ、台中市出身)。自身は霊的なものが見える体質ではないという。

「隣の部屋に小学6年生の後輩が住んでいたのですが、ある日、ものすごく暗い顔で、目にくまをつくって寮に戻ってきたんです。いつもと雰囲気が違ってちょっと変だと思いましたが、最初は心霊とか変な連想はしませんでした」

「その後、寮の管理人から聞いた話では、後輩は朝、友達と学校で『こっくりさん』をやっていたそうです。こっくりさんがあの世に帰ってくれなくて、ひどい目に遭ったようです。もともとこういう話は信じていませんでしたが、後輩の具合が悪そうな姿を見て、本当に驚きました」

こっくりさんは、日本でも鉄板の怪談テーマだ。もともと西洋の「テーブル・ターニング」に起源を持つ占いの一種と言われているが、台湾の学生も日本の学生同様に、怖い思いをしているらしい。

鬼月には禁忌があるという。筆者が台湾語を習う陳珏勲さんによると「夜に服を干してはいけない」(鬼が着に来て居着くから)、「水辺に行ってはいけない」(水鬼に引き込まれ命を取られるから)などと幼少期から言われて育ったという(写真:陳珏勲さん提供)

旗に触れると不運が起こる? 軍隊の中のタブー

「軍隊にいたときも、いくつか不思議な話を聞きました」

18歳以上の男性に兵役義務がある台湾。賴さんは25年3〜6月の4カ月間、陸軍に所属し台南と台中で軍事訓練を受けた。

「150人ごとの部隊に分かれていて、それぞれの部隊に旗があるのですが、その旗を触ったり倒したりしてはいけません。旗には魂が宿っているからだと聞きました。昔、そのような話を信じなかった兵士が部隊長の部屋に掲げていた旗を、掃除のときでしょうか、勝手に触ったそうです。兵士は翌日、車の事故に遭ったそうです」

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