昔は「距離を縮めること」が良いコミュニケーションでしたが、今は「相手が望む距離を尊重すること」が良いコミュニケーションになっています。
ここは大きな変化です。同じことはプライベートな会話にも言えます。
「彼氏(彼女)はいるの?」
「休みの日は何しているの?」
かつては何気ない雑談だったとしても、今は「そんなこと聞かれたくない」と感じる人も多くいます。大切なのは、こちらに悪気があるかどうかではありません。相手がどう受け取るかです。管理職世代が陥りやすいのが、「私はそれくらい何とも思わなかった」という考え方です。
「昔はもっと怒鳴られた」
「人前で叱られるなんて普通だった」
「先輩に聞いたら『自分で考えろ』と言われたものだ」
確かに、そうだったかもしれません。しかし、「自分が耐えられた」ことと、「相手にも同じことをしていい」ことは別です。特に変わったのが、叱り方です。以前は、人前で厳しく叱ることで、「本人に反省させる」「周囲にも同じミスをさせない」とあえて、見せしめのように関わることもありました。
しかし今は、人前で強く叱責されることによって、本人が必要以上に萎縮したり、「失敗したら何を言われるかわからない」と周囲まで発言しなくなる可能性があります。もちろん、必要な指導をしない、ということではありません。叱ることをやめるのではなく、伝え方を変える。そこが重要なのです。
「察する力」より上司側の「言語化する力」が問われる
仕事の教え方も変わっています。
以前は、「いちいち聞くな」「先輩の仕事を見て覚えろ」「社会人なんだから、それくらい察して」と言われることも珍しくありませんでした。


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