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「準備が整ってから」と先延ばしして何年も過ぎる人は要注意! 1万人の分析で見えた《手を止めてしまう完璧主義》の危険性

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パソコンに向かう男性
「完璧な準備が整ってからやろう」と思って、つい先延ばしをしていませんか?(写真:geargodz/PIXTA)

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書きかけの文章、撮り終わらない動画、立ち上がらない企画。「もう少し準備してから」と思っているうちに、何年も過ぎてしまった経験はないだろうか。691本の相関データを束ねた世界最大級のメタ分析は、「先延ばし」が怠けではなく、自己制御の問題であることを示している。自己制御の原因の1つが「完璧主義」だ。それには、手を止めさせるものと、手を動かさせるものの2種類がある。
※本稿は『5日で自分の才能が見つかる本』から一部を抜粋してお届けします。

先延ばしは「怠け」ではない

やりたいことは見えている気がするのに、なぜか手が動かない。完璧な準備が整ってからやろうと思って、いつも先延ばしにしてしまう。そんな状態に思い当たるとしても、それはあなたに才能がないからではありません。たいていは、もう才能の入り口に立っているのに、ある「思考と行動のクセ」が扉を見えなくしているだけなのです。

最新の研究では、才能発見を遠ざける思考・行動のいちばん深い根っこが「先延ばし」だということが分かっています。カルガリー大学のスティールは、691本もの相関データをまとめあげた、世界でも最大級のメタ分析を行いました。

そこから見えてきたのは、大学生のおよそ8〜9割5分が日常的に先延ばしを経験していて、全体の半数は、ずっと続く困った水準でこのクセを抱えている(ちなみに成人一般では、慢性的な先延ばしを抱える人は15〜20%と見積もられています)という、裾野の広がりです。

そして、先延ばしを強く生む要因は、課題そのものへの嫌悪感、ごほうびや締め切りが先にあること(報酬までの遠さ)、自己効力感の低さ、衝動性、そして誠実性の弱さという5つでした。先延ばしは怠けではなく、自分をうまく動かす技術、つまり自己制御の問題なのだと、691本のデータが教えてくれています。

もしかすると「自分にも当てはまるかも」と感じているかもしれません。でも、当てはまるほうがむしろふつうだと思ってください。問題は性格そのものではなく、才能を覆い隠すさまざまなパターンを「自分のクセ」としてちゃんと見える形にできているかどうか、そこにあります。見える形にさえできれば、あとは1つずつ手放していけます。

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