「まず、"めじるし"というワードセンスがよかった。その元祖はバンダイが販売する『めじるしアクセサリー』シリーズですが、同社は商品名をつけるのが非常に上手です。『めじるしアクセサリー』は"名前の勝利"とも言えます」と語るのは日本ガチャガチャ協会代表理事の小野尾勝彦氏。
以前、「めじるし系チャーム」に類する商品は、アンブレラマーカー、ボトルマーカーなどと呼ばれていたが、これらを、より外れにくいシリコンリングなどを用いて、さまざまな私物に使えるようにしたのがバンダイの「めじるしアクセサリー」だった。
SNSをきっかけに若い女性が購入
「アンブレラマーカー、ボトルマーカーと違って、傘やボトルなどと用途が決められていません。それゆえか、買った若い女性たちによる『こういう使い方があるよ』というSNSへの投稿がバズり、その発信を見た人が購入する、という傾向があります。『めじるし系チャーム』は、圧倒的に女性が多く買っていますが、それはSNS文化の影響ですね」(小野尾氏)
いわゆる口コミ。"めじるし"という用途を決めない曖昧なワードによって、マーケティングで言うところの、「参加型消費」を促した。購入者が、SNSで「アピールしたい」という衝動そのものを創り出したのである。
とはいえ、カプセルトイといえば、男性……とりわけ、少年が買うというイメージが強い。だが、直営・フランチャイズを含め全国120店舗以上を展開するカプセルトイ専門店「ガチャガチャの森」を運営するルルアークによれば、現場感覚では「めじるし系チャーム」の顧客の7割は女性。とりわけ、20~30代女性が中心で、女子中高生も購入しているなど幅が広い。


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