有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #AI・半導体 需要爆発

〈業績V字回復〉上場廃止から2年、JSR社長が明かす「業界再編への本音」と「最先端レジストへの自信」

7分で読める 有料会員限定
JSRは半導体材料専業メーカーになるべく非中核事業の整理を進めている(撮影:梅谷修司)

INDEX

政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)に約9000億円で買収され、2024年に非上場となった半導体材料大手のJSR。生成AI需要の波に乗り、前26年3月期決算は売上収益が前期比13%増の4407億円、営業利益が405億円(前期2044億円の営業赤字)へ黒字転換し、V字回復を果たしている。
半導体業界では技術革新のスピードが加速する中、どのようにして再上場に向けた戦略を描くのか。東京エレクトロン(TEL)を経て、25年からJSRでトップを務める堀哲朗社長に聞いた。

――JSRの上場廃止から2年が過ぎました。この間、生成AIに起因した半導体需要が爆発しています。

誰もここまで急速にAIが立ち上がるとは読めなかったのではないか。私が東京エレクトロン(TEL)に在籍していた2013年当時、TELとアプライドマテリアルズの経営統合が発表された。そのときは「もう半導体市場は伸びない」という認識で再編に動いたが(15年に独占禁止法などの問題で白紙撤回)、それに比べれば本当に大きな変わりようだ。

堀 哲朗(ほり・てつろう)/1985年一橋大学商学部卒業後、東京エレクトロンに入社。知的財産部長や経営戦略室長、代表取締役CFO(最高財務責任者)などを歴任。2025年1月に取締役副社長執行役員としてJSR入社。同年4月から現職(撮影:梅谷修司)

だからこそ半導体業界の先行きは誰にもわからない。最近も「市場が下振れするのではないか」と懸念する声が聞かれるが、需要は戻っている。過去の不況時に、売上高が半減する経験を繰り返してきた立場からすると、10~15%程度の減少で大騒ぎするなんて業界をわかっていないなと思ってしまう。

いちばん苦しめられたのはLBOローン

――JSR非上場化の背景の1つとして、前社長が日本のレジストメーカー再編による規模拡大の重要性について語っていました。業界再編については、どのように考えていますか。

記事の続きでは、業界再編に対する考え方やJSRが抱えるLBOローンの現況、これから半導体材料で注力する領域などについてもお読みいただけます。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数