この相談者さんがずっと詰まっていたのは「情報」の車線でした。しかし、悩みの解決の糸口は「感情」の車線にあったのです。どれだけ年収やスキルを比較しても、「この人たちと働き続けたいのか」という感情の問題には答えられません。情報を増やせば増やすほど、考えているのに答えが出ない状態になっていたのです。
「もっと考える」より、隣の車線を見てみる
長く悩んでいるときほど、「もっと考えなければ」と思ってしまいます。しかし必要なのは、考える量を増やすことではなく、考え方を変えることかもしれません。
情報を集めても答えが出ないなら、「本当はどう感じているのか」と感情の車線へ移ってみる。感情に向き合っても答えが出ないなら、「何を大切にして生きたいのか」と意味の車線へ移ってみる。反対に不安や怒りばかりが膨らんでいるなら、「実際にわかっている事実は何か」と情報の車線に戻ることもできます。
大切なのは、どの車線が正しいかを決めることではありません。いま、どの車線で渋滞しているのかに気づくことです。何年も答えが出なかったのは、考える力が足りなかったからではなく、同じ車線でアクセルを踏み続けていたからかもしれません。
そんなときは、隣の車線に目を向けてみる。「もっと頑張って考える」のではなく、「考える車線を変えてみる」。それが、思考渋滞から抜け出すきっかけになります。



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