箱根の"犬歓迎"施設として象徴的なのが、小田急リゾーツが25年12月に開業したホテル「RETONA HAKONE(リトナ箱根)」だ。
24年3月に閉業した「箱根レイクホテル」を全面改修し、客室数を48室から15室に絞り、全室温泉付きの高級宿へ転換した。小田急リゾーツが、箱根で犬と泊まれる宿の元祖ともいえる「箱根ハイランドホテル」で培った犬連れ滞在の知見を、より専門性の高い形で発展させた存在といえる。
10回先まで予約を入れる客も
約2200㎡の天然芝ドッグラン「ドッグパーク」や約2000㎡の豊かな散策路「ドッグガーデン」をはじめ、自然素材を生かした段差の少ない空間づくり、防音・消臭に配慮した室内設備、ペット栄養管理士の資格を持つ料理長による犬用メニュー、犬の専門資格を持つスタッフによるサービスまで、施設全体が犬と人の快適さを前提に設計されている。
チェックイン前のルール確認から滞在中のケアまでを一体として設計するその姿勢に、"犬ファースト"への本気度が伝わってくる。
開業からまだ半年強にもかかわらず、リピート率は着実に伸び、すでに10回先まで予約を入れる客や、別荘のように長期滞在する客もいるという。
高林宏治支配人は、「滞在をより特別な体験にしていただくため、食事やサービスの充実が欠かせない」と話す。さらに近隣のキャンプ場などとの連携も視野に、「箱根を愛犬と楽しめる観光地として、点ではなく面で育てていきたい」と意気込みを見せる。


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