有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

「わずか4年で休館のハコモノ」「27年閉鎖中の幽霊駐車場」も⋯《東京湾岸の一等地》お台場で"ムダ開発"が頻発した背景

8分で読める
青海南ふ頭公園地下駐車場
なぜ、お台場でムダ開発がいくつも行われてしまったのか(写真:筆者撮影)
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

実際、トヨタアリーナ東京の周辺は、橋を渡った先の有明エリアを含め、次々と新施設が生まれている場所だ。最後に、お台場の「次世代」を担う施設を紹介しよう。

2023年にオープンした23区内唯一のモータースポーツ・サーキットコース「シティサーキット東京ベイ」(写真:筆者撮影)
2025年稼働開始のコナミグループ次世代研究開発拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」(写真:筆者撮影)
2026年にオープンしたテレビ朝日の複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」(写真:筆者撮影)

特に驚いたのは「東京ドリームパーク」の盛況。取材時は夏休みかつ、イベント「100%ドラえもん&フレンズ in 東京」が開催中だったこともあってか、レストランはファミリー層で大変な混雑だった。

個人的には、「フジテレビの街」だと思っていたお台場に、「テレビ朝日」が進出しているというのも興味深いと感じた。ゆりかもめに乗っている最中、フジテレビの球体展望室が見えるタイミングを狙ったかのように「ドラえもん」イベントの宣伝が流れてくるので、勝手にヒヤヒヤしてしまう。

有明側から青海橋と青海エリアを望む(写真:筆者撮影)

「静寂の青海」は今しか味わえない

都市博に翻弄された街は、着実に進化を続けている。橋向こうの「東京ドリームパーク」での賑わいを見るに、青海駅前も再開発が進みさえすれば、すぐに子どもたちの笑顔あふれる「お台場」らしい姿を取り戻せそうな気がしてならない。

今は過渡期にあるからこそ、「廃墟」感が目立ってしまうだけ。新施設が話題になれば、すぐにイマーシブ・フォート東京や青海橋などがあったことは忘れ去られ、ガラリとフレッシュな空気に入れ替わるだろう。

現在トヨタアリーナ東京以外のパレットタウン跡地開発は詳細が明かされていないものの、数年のうちに景色が変わっていく可能性もある。今後青海エリアが迎える新たな時代に期待しつつも、今しか味わえない「静寂の青海」散策を楽しんでみよう。

【前回の記事】「わずか3年で使用停止」「15億の橋の撤去に50億→一旦見送り」 お台場・青海で数奇な運命たどった廃墟「青海橋」の現在地

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数