喫茶店の内装は、細部にまでこだわっている。マスターが学生時代に通いつめた店を、そのまま再現しているのだ。たとえば赤地に黒の花模様が入ったケバケバしい絨毯。どこかチープな感じのシャンデリア。カウンター席の端には荷物が置かれ、あえて座れない雰囲気。レンガの仕切りはフェイクで、そこから伸びる観葉植物すら造花である。
若いスタッフからは「いけてない」とクレームも出たそうだ。だが、いつもは温厚で柔軟なマスターが、ここだけは、「これでないと、昭和の喫茶店にはならない」と昭和流のトップダウンを発動したという。普段は穏やかなのに、時々“昭和のおやじ”が出てしまうのも憎めない。
「射的・輪投げ」は1回500円でも人が並ぶ
海を眺めながらクリームソーダを飲んでいたら、突然「カランコロン」という手振りベルの音が聞こえてきた。隣接したスペースの縁日で1等か2等が出たようだ。
縁日はいつでも開催していて、射的・輪投げ(各500円)が子どもたちに人気らしい。誘われるように、筆者も射的の列に並んだ。


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