その人が自ら語らない限りトラウマを抱えているかどうかは、わからない。この問題は外からは見えにくいからだ。
社会全体でトラウマ予防を
トラウマインフォームドケアの考え方は、基本的にすべての人が知っておきたいもので、会社や学校、あるいはそのほかの人間関係のなかでも応用が可能だ。
例えば、誰かが自分の意に添わない行動をしたとしても、「あの人はなぜ、あんな行動をとるのか」と非難するのではなく、「その行動の背景には、どのようなつらい体験や傷ついたことがあるのだろう」と想像してみる。
そうしたトラウマインフォームドケア的な視点を持ち、理解しようとすることが、社会全体でのトラウマの予防やトラウマからの回復への一歩につながるという。
*2. 三谷はるよ「子ども期の逆境体験(ACE)と自殺念慮」『自殺予防と危機介入』第42巻第2号,2022年,9–13
*3. Sasaki N, et al. Scientific Reports. 2024
*4. https://www.ncnp.go.jp/nimh/seisaku/data/ndb.html
*5. Mueser, K. T., Goodman, L. B., Trumbetta, S. L., Rosenberg, S. D., Osher, F. C., Vidaver, R., Auciello, P., & Foy, D. W. (1998). Trauma and posttraumatic stress disorder in severe mental illness. Journal of Consulting and Clinical Psychology, 66(3), 493–499.
*6. SAMHSA (2014). SAMHSA’s Concept of Trauma and Guidance for a Trauma-Informed Approach.


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