翌朝は主治医の回診、前日の検査説明や書類対応など、一気に「やること」が押し寄せました。
「入院ってもっと静かなものかと思ってたのに、意外と忙しいんだ……」
ぼんやりした頭で慎重にサインや確認をしていきます。眼鏡がなくて細かな字が読めず、歯磨きもできず、スマホも充電切れ寸前。「緊急入院」の準備不足が身に沁みました。
もちろん下着やパジャマもなく、前日にとりあえず着せてもらった紙パンツと病衣のまま。
入院の手続き中に、パジャマやタオルは「レンタルサービス」があると聞き、300円程度と高くはなかったのでお願いすることに。短期入院なら洗濯不要で衛生的・コスパも良く、今はこんなサービスがあるんだと驚きました。
さらに主治医からは、「原因不明のため、病院内を歩いて異変が出ないか確認します」と、院内の歩行指示も。「もし帰宅後に異常が出たらその方が大変ですから」という言葉に納得しながらも、おそるおそる点滴スタンドとともに院内を歩き回りました。
病院での生活、世話してもらわないと何もできない現実
この日も両親と妹が面会に来てくれました。
妹は私の家に寄り、必要な荷物(眼鏡、充電器、歯ブラシ、着替え、家のカギなど)を持ってきてくれ、本当に助かりました。
今回は急な出来事だったため、家の電気や暖房もつけっぱなし、カギも開けっ放しだったのですが、妹がすべて回収してくれました。ほっとする一方で、「これ、一人だったらどうすればよかったんだろう……」と家族や、いざというときに頼れる人の存在が身に沁みました。
それに、身近なことは近くの友人などに頼めても、手術など生命にかかわる事態は家族でないと判断がつかないもの。田舎が遠方で独り身の場合、自分だけでなく家族に大きな負担を強いることになってしまうことを実感しました。
午後はCTやMRIの再検査をしましたが、はっきりした異常は見られず、主治医判断で「念のため、もう1日入院」。退院は翌日に延期となりました。

