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「将来困るから」では、楽しさは伝わらない
「どうすれば、子どもが勉強を好きになりますか?」
僕は仕事柄、保護者の方からよくこんな質問を受けます。もちろん、勉強を好きになる方法は1つではありません。いい先生に出会って変わる子もいれば、テストでいい点を取れたことがきっかけになる子もいます。友達に負けたくないという気持ちから勉強を始め、気づけばその教科が好きになっていたという人もいます。
とはいえ、多くの家庭を見ていて感じるのは、子どもに勉強の楽しさを伝えるためには、まず大人自身がその面白さを知っていなければならない、ということです。
例えば、子どもから「どうして英語を勉強するの?」「数学なんて将来使わないでしょ?」と聞かれたとき、みなさんは何と答えるでしょうか。
「受験に必要だから」「いい学校に入るため」「大人になって困らないため」なんて答えてしまう人も多いと思います。もちろんどれも間違いではありませんがしかし、これは勉強の「必要性」を説明しているだけで、勉強の「面白さ」を説明してはいませんよね。
子どもに野球を好きになってもらいたいとき、「体力がつくからやりなさい」「将来役に立つからやりなさい」とだけ言うでしょうか。おそらく、一緒に試合を見たり、実際にボールを投げたりしながら、「今のプレーはすごいね」「この選手の判断が面白いね」と伝えるでしょう。
勉強も同じです。「英語には、こんな不思議がある」「数学は、こんなところにも隠れている」「スーパーを歩くだけでも、社会科の勉強になる」。大人が楽しそうに話せれば、子どもは「勉強って、テスト問題を解くだけではないんだ」と気づきます。
そこで今回は、英語・国語・数学・社会・理科の5教科について、13歳くらいの子どもでも読めて、大人が読んでも面白い本を1冊ずつ紹介します。
子どもに渡すのもいいですが、まずは保護者が読んでみてください。子どもに勉強の楽しさを伝えるための「話のタネ」が、きっと見つかると思います。



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