有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #くらたまの「人生後半、独り旅」

「閉じられたままのテーマパークか…」廃墟ホテルに閉園ウエスタン村 50代漫画家が鬼怒川で感じた"あの頃の賑わい"

9分で読める
ウエスタンパーク
20年前に休園したウエスタン村は今…(写真:筆者提供)
2/9 PAGES
3/9 PAGES
4/9 PAGES
5/9 PAGES
6/9 PAGES

「このあとは、鬼怒川温泉行って、宿に向かおうか」

「鬼怒川温泉、懐かしいなあ。20年くらい前、おじいちゃん、おばあちゃんを連れていったんよね」

私は鬼怒川温泉にはまだ行ったことがなかったのですが、妹は義弟とまだ小さい娘、そして祖父母と観光して1泊したそうです。祖父は死ぬまでに一度は日光東照宮を訪れてみたかったらしく、栃木旅行を大変喜んだと聞いたことがあります。

山口県萩市在住の祖父母にとって栃木は遠く、人生初の訪問でした。今はもう2人とも鬼籍に入っていますが、妹夫婦のおかげで祖父母にいい思い出作りができたことに、私も感謝しています。

車を走らせ、鬼怒川温泉に向かいました。さすが大規模温泉地の鬼怒川、遠くから見てもホテルや旅館の存在感が圧倒的です。

「おじいちゃん、おばあちゃんと泊まったホテルって覚えてる?」

車を降り散策しながら私が尋ねると、妹は首を振りました。「名前は覚えてない。でも川沿いで、エントランスの天井が高くて……」。宿の写真は撮ってないんよね、と残念そうに言いました。

意図せず作られた遺跡のよう

鬼怒川で圧巻だったのは、今や廃墟となってしまったホテル、旅館群です。なぜか川を挟んだ片側に集中しており、人の気配を失って色褪せた大きな建物が立ち並ぶ様は、意図せず作られた遺跡のようにも見えます。私たちは息を呑みながら、目の前を歩きました。

鬼怒川温泉の廃墟たち(写真:筆者提供)
7/9 PAGES
8/9 PAGES
9/9 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数