愛波:光と近視の関係で、私自身も印象的な経験がありました。長男はアイスホッケーをしていて、学校も練習も室内です。ゲームを長時間しているわけではないのに、眼科で「近視になりかけている」と言われました。
窪田:アイスホッケーということは、室内にいる時間が長いのではないでしょうか。
愛波:そうなんです。眼科医から「外のスポーツに変えてくれ」と言われたときは、さすがにそれは難しいと思いましたが、送り迎えも車で、確かに外にいる時間がほとんどないことに気づいたんです。
外遊びで視力が改善方向に
窪田:アメリカだと学校の登下校もバスが基本ですもんね。
愛波:はい。そこで私の方でも外に出ることを意識するようにしたところ、その後の簡易的な目の検査では少し視力がよくなっていました。外遊びの影響なのかもしれない、と感じた出来事でした。
窪田:息子さんのような発達の初期であれば、近視の進行を軽減する目的で、外に出ることがよいとされています。
愛波:やはり、外に出ることは大切なのですね。ただ、ニューヨークは冬が寒く、外で遊べない時期もありますし、日本では夏が暑すぎて外に出にくいという問題もありますよね。
窪田:外に出る時間が減るのは、世界的な傾向でしょう。ただ、外遊びを完璧にしようと構えすぎる必要はありません。日々の暮らしの中で、光を浴び、遠くを見る時間をどう確保するかを考えることが第一歩です。
愛波:暑さや寒さ、送迎の事情など、家庭によって外に出にくい理由は違います。それでも、外にいる時間がほとんどないことに気づけたのは、息子のことがあったからでした。
窪田:睡眠と同じように、できる範囲で生活を見直すことに意味がある、ということですね。
愛波:朝の光、日中の外遊び、夜の暗さ。子どもの睡眠と目の健康のために、生活の中で光のメリハリをつけることから始めたいですね。(第3回に続く)



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