そもそも筆者が希望する赤のカーテンなんてほとんどない。以前もそれでカナリアイエローにしたのだが、黄系だとしても鮮やかな色の黄色いカーテンは見つからなかった。真っ赤や真っ黄色のカーテンを選択する人は市場にはめったにいないのだろう。
悩んだ末、「1級遮光・形状記憶・遮熱・保温・防炎・洗濯可」という高機能の明るいイエローのカーテンをチョイス。ところが、届いて驚いた。カタログより彩度の低い、落ち着きのあるイエローだったのだ。
そして吊るしてみると、1級遮光の生地は外光をほとんど遮断し、日中でも部屋の中が暗くて気分がどんより。さらに、これまでロールカーテンのフラットな状態に慣れていたので、カーテンのドレープのボリュームがもたらす圧迫感に耐えられなかった。
カーテンは、幅182cm、高さ178cmの掃き出し窓4枚分で約3万円。安い買い物ではなかったので一晩悩んだが、やっぱり妥協はできない。そうだ、理想のカーテンがないなら、作ればいい! 手先が超絶不器用な筆者だが、ここはどうしても譲れなかった。
「好き」をとことん追求した理想のリノベ
ここから理想の生地を探す旅に出るのだが、いくら探しても見当たらず、楽天市場で染色からカスタムメイドできる生地店を見つけたときは飛び上がらんばかりにうれしかったものだ。
生地の価格は9mで1万4000円。友人のミシンを借り、彼女に指導鞭撻もらいながら中学2年の家庭科実習以来のミシンに挑んだ。水玉のサイズの指定を間違い、想定の倍の大きさになってしまったり、まっすぐ縫えてない部分のほうが多かったりという仕上がりだが、達成感に酔いしれた。
ちなみに購入した高機能カーテンはヤフーオークションに出品し、1100円で落札された。
こうして、赤地に白と黄色の水玉という、落ち着きのなさ全開のフラットカーテンが誕生した。これで筆者の「終の住処づくり」は9割方完成となった。


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