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「築47年、都心マンションを60歳でリノベ」 失敗だらけの"自力リノベ"でも「人生最後の買い物」に、心から納得できた理由

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マンションリノベ
業者によるリノベーションとDIYで作り上げた「落ち着きのない部屋」(撮影:梅谷秀司)
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そこで、思い立ったのが「自力リノベ」だ。足りない部分はDIYすればいい。

以前、赤く塗っていた梁の部分が、リノベで白くなってしまった。面積が広くて目立つので、まずはここから塗装し直そうと、赤の水性塗料を購入。しかし、マスキングテープで養生したところで力尽きた。

身長150cmと小柄な筆者だと、天井近くにテープを貼ろうとしても脚立の天板部分にまで上らないと届かないのだ。背伸びをしてバランスを崩し何度もヒヤッとした。このまま天板に乗って塗装するのは危険と判断。

友人に協力を仰いで赤いカッティングシートをマシーンで丸く切り抜いてもらい、白いクロスにランダムな赤い水玉模様を配することにした。

シンプルな壁を彩るべく、ダイノックシートや丸くカットしたカッティングシートを用意(写真:筆者撮影)

筆者の部屋はリノベ以前から部屋のあちこちに赤の水玉模様を多用しているので、よく、「芸術家・草間彌生さんのファンなのか」と尋ねられることが多い。しかし、答えは否だ。

実はライブハウス通いに熱心だった高校時代、日本の女性パンクバンドの草分けである「水玉消防団」のステージに心酔してから「水玉=クール!」 という概念が生まれ、三つ子の魂で今でも水玉模様にカッコよさを感じ、気に入っているモチーフなのだ。

水玉はキュートで親しみやすいイメージがあり、規則的に並べると音楽のビートのようなリズム感が生まれる。少しズラしたり、大小混ぜたりするとそこにメロディーやグルーブ感が生まれ、筆者の目指す“落ち着きのない空間”が生まれるのである。

水玉だけでなく、切り込みを入れたものもランダムで配したことで、より落ち着きのなさが生まれ、満足のいく仕上がりになった。

友人の協力を得て、まっさらだった壁を賑やかにしていく(写真:筆者撮影)
水玉とパックマンのような模様で満足のいく仕上がりに(撮影:梅谷秀司)

「凄惨な事故現場」のような仕上がりに…

梁に水玉シールを貼ってみたものの、まだまだ白の部分が多い。ここから筆者の“陣取り合戦”がスタートした。

システムキッチンの上部は、赤いタイル模様のリメイクシール、冷蔵庫の扉には赤のダイノックシート(耐久性のある、粘着剤付きの塩化ビニル製化粧フィルム)や百均の赤のマグネットシートを貼り、とにかく赤い部分を増やしてみた。

ごく普通の白い冷蔵庫も、さまざまなDIY用のシートを駆使してデコレーション(撮影:梅谷秀司)
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