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「築47年、都心マンションを60歳でリノベ」 失敗だらけの"自力リノベ"でも「人生最後の買い物」に、心から納得できた理由

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マンションリノベ
業者によるリノベーションとDIYで作り上げた「落ち着きのない部屋」(撮影:梅谷秀司)
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しかし、キッチン周りのクロスだけピカピカになると、従来の薄汚れたクロスとの境目があまりにも目立ちすぎる。

アルカリ性の洗浄剤とハイター原液で何度か洗浄してみたが、新旧のクロスの差は解消しなかった。このまま我慢するか、全面貼替えか……。悩みに悩んだが、やはり、このまま見て見ぬふりをして生活するのは耐えられない。若かったら「次回のリノベの際に」という選択肢もあったかもしれないが、還暦を過ぎた筆者に“次”はないのだ。

ワークスペースと寝室を「見せる収納」で分けている(撮影:梅谷秀司)

費用を抑えるため、出張・訪問サービスのオンラインマッチングサービス「くらしのマーケット」で業者を探した。

リノベ会社は元請けだ。そこからクロス業者に発注するので、当然中間マージンが発生する。ならば直接クロス業者に依頼する方が安価で済むと判断したのだ。そして無事、レビュー数も多く、リノベ会社の20万円の見積もりの約半値で施工してくれる業者を見つけた(家具移動費は無料だった)。

左側が貼り替え中の新しいクロス。右側の元とのクロスと比べるとその差は歴然だ(写真:筆者撮影)

その業者に、キッチン周りと、以前、自力で赤に塗装した部分以外の全面クロス貼り替えを依頼。

ちなみに、家具移動費は無料だったが、施工の前に家具の中身をすべて移動させなければならない(家具の移動の際の負担を軽減するため)。かなり時間はかかったが、ここで書籍や衣類などの不用品を選別できたのはよかった。

残す基準は、「これから使うもの」「使わないけど生涯持っていたいもの」。それ以外のものは思い切って処分した。

リノベを機に断捨離したモノの一部。家具や家電などかなりの量になった(写真:筆者撮影)

足りない部分は「自力リノベ」すればいい

断捨離とクロス貼り替えのおかげで、すっきりと美しい空間に生まれ変わったのだが、全体が白っぽくて、清潔感あふれる落ち着いた雰囲気が生まれてしまった。

“落ち着きのある癒しの空間”であれば、これで完成形だが、前編でも書いたように筆者が理想とするのは“落ち着きのない空間”。そのコンセプトから大きく乖離する。

床材が派手なので、すでに“落ち着きのない空間”では?と思われる方もいるかもしれないが、筆者としては随分と落ち着いた白い空間になってしまったように思えた(写真:筆者撮影)
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