有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

「言葉狩りだろ」「代替案がひどい」と物議…死球を「当球」、盗塁を「隙あり」に? "野球用語見直し"に世間が嫌悪感を抱くワケ

7分で読める
甲子園大会 野球用語
8月22日には智弁和歌山(和歌山)と健大高崎(群馬)の決勝戦が行われる甲子園大会(画像:日本高校野球連盟公式サイトより)
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
2/5 PAGES
3/5 PAGES

また、整合性という点で見ても、音楽、ゲーム、ドラマ、映画など他のエンターテイメントでこれらを扱うのはいいのか。なぜ野球だけターゲットにされるのか。しかも身内であるはずの高野連がなぜ自ら首を絞めるような動きをするのか。

これらの疑問から今回の動きは、地元高校生の発想に乗っかっただけの場当たり的なものと見られてしまった感があります。

なぜ宮城だけ?「問われるガバナンス」

ただ、人間が使用する言葉は時代とともに変化していくものであり、「時代や人々の価値観に合わなくなってきたら見直しを問いかける」という行為に責められるところはありません。しかし、今回はその問いかけ方に問題がありました。

なぜ宮城県高野連の発信なのか。県内だけで済む話だと思ったのか。県内だけ変わればいいと思ったのか。変更を言い渡された現場の労力や混乱は踏まえないのか。変更を県内が本拠地の東北楽天ゴールデンイーグルスや社会人野球のJR東日本東北、日本製紙石巻、七十七銀行にも合わせてもらうつもりなのか。視野の狭さが批判を招いたところは否めないでしょう。

そもそも代替用語の募集をはじめたのは2025年7月でしたが、最近までほとんど知られていなかったのは宮城県高野連の発信だったから。なぜ日本高野連の発信ではないのか。高野連という組織のガバナンスに疑問を抱かせるものであり、批判を集めている現在もそれを修整しようという動きが見られません。

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数