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万年筆超え「1本・約6万円」の"超高級ボールペン"がヒット!そりゃ高いわと納得…ゼブラが詰め込んだ「異様なこだわり」

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ボールペン「クリスタル」
ゼブラの伝統・インクの残量が見える「みえるみえるデザイン」(写真:ゼブラホールディングス)
  • 鬼頭 勇大 フリーライター・編集者・フードコート愛好家

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ジェルボールペンとして14年連続で売り上げ1位※の「サラサクリップ」や、油性マーカーの「マッキー」、蛍光ペンの「マイルドライナー」といった商品を手掛ける文具メーカーのゼブラ。これまで、独自の技術を安価な商品に落とし込むことで人気を博してきたが、この3月に異例の商品ブランドを展開し始めた。

それが「THE ZEBRA」だ。これまで同社の商品といえば、高くても1000円台のものがほとんどだったのに対し、THE ZEBRAの第1弾として発売したボールペン「HAMON」の価格は何と5万9400円。かなり思い切った金額にも見える。

背景には文具系YouTuberの活躍などで、「何となく安いものを買って使う」のではなく「気に入ったものを指名買いする」といった消費者の変化があるという。それにしても、なぜこんなにも高いのか。開発を先導したゼブラの中田裕二郎さん(研究本部 研究部 シニア・プロフェッショナル)に話を聞いた。

※日経POSサービス 2012年1月~2025年12月文具市場(ジェルボールペン)各年間累計販売本数より。全国GMS/SM/CVS/DRG計

(本記事は前編の続きです)

高級ラインを作る上で、なぜ「万年筆」ではなく「ボールペン」だったのか

気になるのが「なぜボールペンなのか」という点だ。

高級文具といえば、真っ先に万年筆が思い浮かぶ。古くはエジプトで発明されたとされる万年筆は、近代にイギリスで特許が取得されて以降、世界に広がった。1本の価格は数万円程度も珍しくなく、数十万円の商品も存在するほどの文具である。

しかし、中田氏は「万年筆は最初から、全く考えなかった」と明かす。

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