親は「片づけて」と一言で済ませているつもりでも、子どもの脳の中では、
「何を?」「どこへ?」「どの順番で?」「どこまでやれば終わり?」
が一気に押し寄せます。
すると、子どもは動けなくなります。
これは、やる気がないからとは限りません。反抗しているからとも限りません。
ただ、行動の手順が見えていないだけかもしれないのです。
「片付けなさい」ではなく、行動を1ステップに分ける
シンプル・ディレクションで大切なのは、「片づける」という大きな行動を、1ステップに分けることです。
たとえば、「部屋を片づけて」
ではなく、「この服を、洗濯カゴに入れよう」
と言います。これなら、子どもは考えることが少なくなります。
何をするのか。どこへ持っていくのか。何をしたら終わりなのか。
それが、すぐにわかります。
つまり、決意も、計画も、複雑な判断も必要ありません。
ただ動けばいい状態に「分解」するのです。
できたら、すぐに肯定します。
「入れられたね」「ありがとう」「服、ひとつ片づいたね」
そして次に、「その本を、本棚に戻そう」
と、また1ステップで伝えます。
このように、小さな行動を積み重ねていくと、子どもは「できた」という感覚を持ちやすくなります。
ポイントは、分解しすぎないことです。一度に伝えるのは、3〜5個まで。
最初は簡単な行動から始める。


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