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〈AI収益化の勝者はどこか?〉長期的に収益を生み出す企業の選別へ、「ハイパースケーラーが優位」との見方

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(写真:ロイター)

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人工知能(AI)関連銘柄が上昇した直近の企業決算シーズンを経て、投資家の関心は、巨大テック企業の巨額投資が報われるかどうかから、長期的に収益を生み出す企業の選別へ移りつつある。

マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムの決算は、AIを支えるインフラに対する需要が依然として強いことを示した。クラウド事業の成長は加速し、計算能力の不足も続いている。しかし世界有数の資産運用会社の間では、こうした供給制約が緩和された後に、どの企業が継続的に利益成長を実現できるのかが新たな論点になってきた。

多くの投資家は依然として半導体企業に大きく投資している。7月にはAI関連投資が本当に見合うのかという疑念や、中国勢との競争激化への懸念から半導体セクターが急落していた。

また投資家は「ハイパースケーラー」と呼ばれる大手クラウド事業者への投資も増やしている。これらの企業は規模を生かし、顧客需要に応じてAIインフラを迅速に拡張できるためだ。

約1兆3000億ドル(約207兆2200億円)の資産を運用するウェリントン・マネジメントでテクノロジー投資部門の共同責任者を務めるブライアン・バーベッタ氏は「このAIパラダイムシフトの最大の恩恵を受ける企業として、ハイパースケーラーが改めて評価されている」と指摘する。

その上で「これらの企業は引き続き当社ポートフォリオの中核的な保有銘柄であり、最近は多くの企業への投資比率をさらに引き上げている」と語った。

巨額投資企業の株価は出遅れ

AI関連設備投資が最も大きい4社の株価上昇率は、フィラデルフィア半導体指数(SOX)の約75%上昇を下回った。エヌビディア支援のコアウィーブが約50%上昇、ネビウスが200%超上昇したのと比べても見劣りする。

コアウィーブやネビウスなどの企業は「ネオクラウド」と呼ばれ、AI研究機関から一般企業まで幅広い顧客に計算能力を貸し出している。AI向け計算資源の不足を背景とした高額な利用料金の恩恵を受け、大きく成長してきた。

ただ、資産運用会社ジャナス・ヘンダーソンが運用するバンカーズ・インベストメント・トラストのポートフォリオマネジャー、リチャード・クロード氏は、長期的にはハイパースケーラーが優位になるとみている。

「来年後半から2028年にかけて、これらの企業で、利益とキャッシュフローの伸びが追加的な設備投資の伸びを上回り始める」と予想する。クロード氏によれば、アマゾンは運用ファンドの中でも特に積極的に保有している銘柄の1つ。「今日の設備投資は、明日の売上につながる」との考えだ。

ロイターの試算に基づくと、ハイパースケーラー各社の年間営業キャッシュフローは、27年に25年比で約3400億ドル増加する見込み。一方で設備投資額は約5340億ドル増加すると予測されている。

二者択一は禁物

約3兆6000億ドルを運用するキャピタル・グループの株式投資責任者を務めるジョン・ラム氏は、AIを1つの拡大し続けるエコシステムとして捉えるべきだと主張。同氏は「半導体メーカーとハイパースケーラーのどちらが優れた投資先かという問題ではない。両方をポートフォリオに組み入れることが重要だ」と述べ、データセンターは通常、建設から収益を生むまでに12ー18カ月かかると指摘した。「直近の四半期決算から、この転換点が見え始めている」と同氏は述べた。

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