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アウディ新型「A6 200kW TFSI quattro」を選ぶ理由、A5に対して200万円近く高い価格差を埋めるバリューはあるのか

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2026年6月25日に日本導入されたアウディ新型「A6」(写真:三木 宏章)
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かつて、生産技術がそれほど高くない60年代まで、アメリカやイギリスでは、パーティションをあえて大きく取る考えが主流だった。熟練していない現場でもドアなどの組み付けが楽になるからだ。例えば、初代レンジローバーなどはいい例だ。ドアとボディの隙間が大きい。アウディが選択したのは、これとは正反対の考えだ。

プロファイル(側面)ではトランクの存在を小さく見せ、流れるようなスポーティなイメージを強調(写真:三木 宏章)
薄くシャープなデザインを採用した2つのリアライトと、その下に広がる一体型のライトストリップがリアの特徴(写真:三木 宏章)

当時、フォルクスワーゲングループを管理していたドクター・フェルディナント・ピエヒ(1937-2019年)が、品質を通して高級感を出す、という考えを採択した結果で、ピエヒ・クオリティとも呼ばれた。ウィーン出身のドクター・ピエヒは、ポルシェのテクニカルディレクターなどを務めたあと、72年にアウディに入り、クワトロシステムなどの開発を指揮した人でもある。

いまひとつパッとしない大型車を作っていたアウディにとって、技術が最良のマーケティングになる、と看破したのも、ドクター・ピエヒだったのだ。

アウディらしい先進機能の進化

写真のクルマは「Sラインパッケージ」(51万円)と、デジタルマトリックスヘッドランプやパークアシストプロなどが含まれる「テクノロジーパッケージ」(67万円)装着(写真:三木 宏章)

アダプティブクルーズアシストプラスには、新たに高速道路における車線変更アシスト機能が追加され、ウインカー操作により車両が周囲の状況を確認し、可能な場合はハンドリング操作をアシストする。車両が直前に通ったルートを最大50mまで正確に戻る操作を自動で行う「リバースアシスト」も装備。実際に使うことがあるかどうか不明だけれど(私は後退時に困ったことがない)。

縁石などの低い障害物がホイールに接近した際にワーニングを表示し、ホイールの損傷を防止する「カーブストーンアシスト」は、プレミアムセダンのオーナーにとってありがたい機能かもしれない。

左右のドアとインストゥメントパネルをつなぐ”ソフトラップデザイン”によって広々とした空間の創出を狙ったそう(写真:三木 宏章)
後席空間はレッグルームとヘッドルームともに余裕がある(写真:三木 宏章)

A6 200kW TFSI quattroの価格は、885万円。ちなみにA5 TFSI quattro 150kWは700万円。先述のとおり、A5ではオプションの装備が、A6では標準だったりするので、価格差はもう少し小さいと言えるかもしれない。

新型A6では、もう1車種、2リッターディーゼルのA6 150kW TDI qusttro(898万円)も同時発売されている。

Specifications
Audi A6 200kW TFSI quattro 150kW

全長×全幅×全高:5000mm×1875mm×1465mm
ホイールベース:2925mm
車重:1980kg
パワートレイン:1984cc 4気筒 パートタイム4輪駆動
最高出力:200kW/5000〜6500rpm
最大トルク:400Nm/1600〜4500rpm
モーター最大トルク:230Nm
変速機:7段オートマチック
乗車定員:5名
燃費:15.2km/L(WLTCモード値)
価格:885万円〜
【写真を見る】アウディ新型「A6 200kW TFSI quattro」を選ぶ理由、A5に対して200万円近く高い価格差を埋めるバリューはあるのか(65枚)

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