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ライフ #くらたまの「人生後半、独り旅」

「誰と行くよりストレスがない」 未亡人50代漫画家と子育てを終えた妹の2人旅 半世紀生きて知ったちょうどいい距離感

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姉妹で温泉
50代の姉妹旅が心地よく感じる理由とは…(写真:zon/PIXTA)
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「え、大丈夫? 尾瀬……」

「旅行は行くよ! 這ってでも行く」

夫の存命中も旅行直前にギックリ腰になったことがあり、そのときは私が怖気付いてあきらめようとしたんですが、夫に背中を押され、恐る恐る行ったことがあります。行ってみたら想像していたより大変なことはなく、むしろ歩いたり泳いだりが効いたのか、早めに治ったくらいでした。

翌々日までかなり痛くて歩行に困難が生じるほどでしたが、旅行当日は普通よりちょっと遅いくらいのペースで歩けるようになっていました。なるべく背負う荷物を軽く、少なくして出発。新幹線で宇都宮駅まで行き、そこからレンタカーを借りて移動します。

運転手は妹。私は助手席でナビ役(運転できないので、タイミングの指示などが下手)です。

「まずは、近場の大谷資料館目指すよ」

最初に目指したのは「大谷資料館」

大谷資料館とは、特産品「大谷石」の地下採掘場跡です。野球場が入るほどの大きさで、私も妹もテレビで見たことはありましたが、実物は初めてです。

向かう途中、白っぽい大谷石をレンガのように使った蔵のような建物をいくつか見ました。私たちが生まれ育った福岡ではもちろん、都内でも見かけたことはなく、建築物好きの妹は「かわいい蔵!」と喜んでいました。

レンタカーの店を出てから数十分後、大谷資料館に到着しました。車を降り資料館に向かうまでの風景も、白い岩壁が道のすぐそばに迫るように切り立っており、なかなか壮観でした。

空には真夏らしい白い雲が浮かび、日差しはジリジリと肌を強く刺激します。入り口のある建物に入ると少し涼しくてホッとしました。入場料1人1000円を払い、階段を降りていきます。

一段降りるごとにさらに涼しく、空気が冷たくなっていくのを感じます。下まで降りると「これはエアコンいらないわ」とうなるほど、空気がひんやりしています。巨大な岩の中の、薄暗く大きな広間。天井までも高く、建造物とは明らかに違う静謐(せいひつ)な空間です。

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