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「キャプ翼」でも「少林サッカー」でもない…実写サッカー映画『ブルーロック』で感じた独自性 出足鈍いが巻き返せるか

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ブルーロック
サッカー漫画の常識を覆す異色の実写映画『ブルーロック』をレビューする(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)
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世界一のフォワードを育てるブルーロックが選手たちに教えるのは、エゴイストになること。勝負の世界で雌雄を決する瞬間に、日本人に足りないのはエゴであり、チームの協調は弱点になる。エゴイストこそ日本を世界一に導くストライカーになるとする。

(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)

サッカーの装いをした戦闘アクション

そんな物語の序盤は、スクリーンを観ながら考えてしまうことがあった。

理屈としてはわかるが、チームスポーツにおいてそれはひとつの要素であり、ひとりのスターを育てるだけでチームは世界一になれるのか。チームのほかの選手10人にはどんな素質が要るのか。エゴイスト11人が集まったとしたら、チームは強いのか。

しかし、気づけばいつの間にか物語に引き込まれていた。彼らの成長と覚醒に夢中になり、手に汗握ってハラハラしながら勝負の行方に見入っていた。

(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)

そこにあるのは、サッカーの装いをした戦闘アクションだ。強敵が次々に現れ、個々の選手たちは必殺技を繰り出して戦う。ときに仲間を助け、味方から支えられ、絆を深めながら、生き残りをかけた勝負に挑む。

その戦闘アクション(サッカーの試合シーン)は圧巻だ。もちろんVFXも多様されているが、選手個々の豪快かつ華麗なプレーの数々はリアル。その映像には人の息吹も躍動感もある。

(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)

主演の高橋文哉はオファーを受けてから3年間練習を積んだことを明かしているが、劇中の選手たちのプレーは、ワールドカップのスター選手たちのそれのように板についていて、決め技もさりげないプレーもすべてがカッコいい(吹き替えのシーンもあるかもしれないが)。

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