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「キャプ翼」でも「少林サッカー」でもない…実写サッカー映画『ブルーロック』で感じた独自性 出足鈍いが巻き返せるか

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ブルーロック
サッカー漫画の常識を覆す異色の実写映画『ブルーロック』をレビューする(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)
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そんなリアルなサッカーとデスゲームのハイブリッドになる本作には、人生をかける勝負の真に迫る緊張感と迫力がありながら、スポーツ特有の爽快感とカタルシスがある。それこそ“デスサッカー”を描く稀有な物語の魅力なのだろう。

(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)

漫画実写化作品としての評価はこれから

(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)

原作には、従来のサッカー観およびチーム強化の手法も理念も覆し、ゼロからそれを再構築する大胆な世界観がある。それをキャスト陣それぞれの迫真のプレーと映像演出により、想像以上の精度で再現している。そのトータルの完成度の高さが、実写版ならではのおもしろさに結実していることを感じる。

(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)

同時に、日本のサッカーワールドカップ優勝という壮大な目標に向かうには、従来の発想や手法では成し得ないことも思わされた。物語の一部には、支離滅裂に見えるシーンもあるが、その根底には確固たる芯がある。それを信じて貫くことで結果が次第に表れていく。そんな核が物語にあり、それが観客への説得力につながっている。

(写真:『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介/講談社 ©CK WORKS)

ただ、1本の映画として客観視したときに、物語構成とそのラストには思うところもあり、個人的にはいささか消化不良感も残った。

本作の評価は、原作ファン、キャストファン、映画ファンそれぞれによって異なりそうだが、SNSではポジティブなリアクションがほとんど。興行の出足こそスロースタートになったが、原作やキャストの小中高生ファンも多いことから、この先の夏休み興行でじわじわと話題が広がるか注目される。

漫画実写化作品としての評価はこれからだが、決して低くはないはず。デスゲーム系映画ファンには絶対的におすすめだ。

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