多くの若手俳優が出演する学園ドラマは、新人のショーケース的な役割があり、そこから次のスターが育っていく。本作はそんな機能を有する映画としての側面もある。
サッカーを舞台にするデスゲームのある本作は、その内容にも登場人物たちにも強烈なインパクトがある。個性的な若手発掘の場として見るのもおもしろい。
サッカーとデスゲームのハイブリッド物語の引力
本作はデスゲームだ。ブルーロックに入った選手たちは、さまざまなテストでふるいにかけられ、ひとりふたりと脱落していく。そこから去る敗者は、日本代表入りの権利を生涯失う。命こそ失うことはないが、彼らそれぞれが背負うサッカー人生をかけた熾烈なサバイバルバトルになる。
そこで繰り広げられるのは、誰もがライバル同士になる社会における謀略がうずまく心理戦と、サッカー選手およびチームとしての勝利をかけた数々の戦術のかけひきと個々のプレーの応酬。日本を代表する高校生トップ選手である彼らは、個性的な能力とテクニック、必殺技を持ち、それぞれのプレースタイルをぶつけ合う。


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