誰もいない浜で見つけた、外国人たち
「海だー!」
14:40。木々が覆いかぶさる山道を歩き続けた筆者一家の目の前に、突如、海があらわれた。白い砂浜に、青い海。海岸沿いには、白や水色の壁、オレンジの屋根の別荘群が建ち並ぶ。
もちろん、誰もいない。夢のプライベートビーチ! 子どもたちは海に石を投げたり、貝殻を探してみたりと大忙し。
海辺で子どもたちが遊ぶ姿を眺めていると、1人の白人男性が海パン姿で岩場を探索していた。「海外の方も来ているんだなー」と思っていると、海岸沿いのピンクの外壁の建物から、ドレッドヘアの黒人男性が出てきた。そして、海辺に置かれた白いテーブルセットのイスに腰かけ、イヤホンから流れる音楽を聞いていた。
あまりに日常離れした光景に、「ここは日本だったっけ?」と、日本どころか筆者が長年暮らす岡山県であることさえもうっかり忘れそうになる。
そんな私の目の前を、麦わら帽子を被ったおじいちゃんとおばあちゃんが、白い軽トラックで走り去っていった。しっかりと現実に引き戻されたのを感じた。


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