これは、少し視点を変えるだけで誰でも習得できる技術です。まずは簡単なところからで構いません。
「起きている問題を3つ書き出し、それらに共通する理由を探す」。これだけで、自分が“現象に振り回されていた”ことに気づくはずです。根っこに手を入れるとは、まさにこのポイントを見つけることなのです。
「忙しいとは心を亡くす」
この言葉の通り、心の余裕を守るためには、問題を1つひとつ消すのではなく、原因を押さえて一気に片づけること。たったそれだけの視点で、あなたの毎日は驚くほど軽くなりはじめます。
時間を浪費するのはなぜか
仕事というのは不思議なもので、同じ量をこなしていても「いつも時間に追われている人」と「なぜか余裕がある人」がいます。両者の違いは、能力や努力の差ではありません。実は“仕事の動線”が整っているかどうかなのです。
仕事の動線とは、簡単にいえば仕事が自然に流れていくための道筋のことです。動線が整っていないと、メールを探して、資料を探して、誰に聞くべきか悩んで、やる順番で迷って……と、その都度判断が必要になります。
この「判断の回数」が増えるほど、人は疲れていきます。結果として、1つひとつの作業が重たく感じられ、仕事が滞るのです。
たとえば、仕事が遅い人は、朝会社についてから何をするかを考えます。そして、いつもバラバラの方法で動き出す。だから何をするか考える時間がかかるし、どう解決するかにも時間がかかってしまうのです。
反対に、動線が整っている人は、仕事が自動的に前へ進むようになります。たとえば、会社に行く途中に今日の動きを考えるという動線を組んでいれば、デスクについてから悩むことはなくなります。やるべきことの優先順位が決まっていれば、簡単にその日の流れが決まります。


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