A6アバントは今回、日本には、ガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車を投入。どちらもマイルドハイブリッド化されているのが特徴だ。
もうひとつの特徴は、デジタル技術。インテリアは助手席用の大きなディスプレイも含めた「MMIパノラマディスプレイ」で、サードパーティのアプリもダウンロード可能。
「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」は、アウディが23年の「Q6 e-tron」から採用した技術。多機能で、例えば「オリエンテーションライト」を使うと、不案内な道でもバーチャルな走行ラインを示してくれる。
クワトロとはアウディが開発した全輪駆動方式。前輪駆動をベースにしつつ、常時後輪にも駆動力を伝える。かつ、オフロード用でなくオンロード、つまり高速での安定性を狙った点が、アウディの独自性。1980年に発表されたとき、世界中の自動車メーカーに衝撃を与えた。
アウディはそのときまで”それなりに高級”というブランドだった。フォルクスワーゲン車が若い層を狙うのに対して、アウディはもう少し落ち着いた層がターゲットだった。クワトロの投入により、一気にアウディはイメージを転換することに成功。80年に世界ラリー選手権に参戦するや、圧倒的な成績を収めたのも、ブランドの上級化に寄与した。
ステーションワゴン「アバント」の存在
「アバント」は、77年に、現在のA6のオリジンでもある「アウディ100」に設定されたステーションワゴンが源流だ。
なぜ、わざわざアバントと名付けたか。そこにはマーケティング的な理由があった。メルセデス・ベンツのステーションワゴン(W123)が大きな荷室で実用性重視だったのに対して、アウディは思いきってスタイリッシュな路線を選択したためだ。


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