「この高坂という駅は、おもしろい駅なんです」。こう教えてくれたのは、東武鉄道坂戸駅管区の副管区長で東武東上線東松山駅長の宮原正浩さんだ。
「埼玉のへそ」のまちにある駅
宮原副管区長は、東松山駅長として高坂駅を管理している。どちらも“埼玉のへそ”東松山市に位置する。
いったい何が、おもしろいのか。
「乗降数のデータを見ると、2025年度の1日平均で2万4609人と、東松山駅(2万6861人)と全体の人数では大きくは変わりません。ただ、その内訳が違います。高坂駅は、ほかの駅に比べて圧倒的に通学定期券のご利用が多い。通勤定期券や定期外の方もいますが、通学定期券が多くの割合を占めているのは高坂駅ならではの特徴ですね」
高坂駅は、池袋駅から46.2kmの地点にある駅だ。志木も川越もとっくに過ぎて、越生線が分岐する坂戸駅の2つ先。1923年、当時の高坂村の玄関口として開業した。現在では東松山市内の駅だが、東松山の中心部とは都幾川を挟んで隔てられている。

