2026年は中止が発表されているが、都幾川沿いでは「ひがしまつやま花火大会」が行われていた。一気にたくさんの来場者、それも浮かれ気分の人たちが押し寄せる花火大会は、鉄道にとって“稼ぎどき”であると同時に安全面の配慮がとくに必要なイベントだ。
「高坂駅でいうと、畳4畳くらいの大きなポスターを作って、『ここでは立ち止まれません』というふうに案内をして。あとは上り電車側は全部“トラロープ”で塞いじゃって、電車が着いたら開けるようにしていました。階段のすぐ下に並ばれると危ないので、ホームの奥に行くような流れを作るように、ですね」
イベント時は駅員の腕の見せどころ
宮原副管区長は、これまでの勤務先でも何度も花火大会を経験してきた。来場者が多い花火大会はもちろんのこと、駅のキャパシティもキーになる。また、アーバンパークライン(野田線)の大宮駅のように、花火大会以外の利用者も多い駅ではときに入場規制も必要だとか。
「大宮は駅のキャパが大きくなくて、もともと乗降も多い。そこにプラスアルファで花火の人が来るので、入場規制を定期的にしないとさばけなくなりますね。花火大会というのは結構鬼門でして、我々にとっては事故なく終わって初めて成功なので。ですから、その時は駅員は『警備員』のつもりでやってくれと話しています」
ただ、実際には大きなトラブルになるようなことはほとんどないそうだ。多少お酒が入っていたとしても、花火大会にやってきたお客は案外言うことをよく聞いて、立ち止まったりはせずにスムーズに動いてくれる。
「いずれにしても、花火大会のようなイベントは日頃からの仕事が試される場面なんです」

