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キャリア・教育

「テレビに夢中な子」どう声をかけて、お風呂に入ってもらう?→子どもへの声かけで最も大切な「3S」

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うずくまる子ども
子どもの心を開くために親が意識すべき「態度」とは?(写真:beauty-box/PIXTA)
  • 吉野 加容子 発達科学コミュニケーション代表・学術博士
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逆に、ニコニコと微笑みつつ(SMILE)、子どもの処理スピードに合わせてゆっくりと間を取り(SLOW)、やさしく話しかけていれば(SWEET)、「お母さんは今、いいこと、楽しいことを言っているんだな。だったらやってみよう!」と感じて、提案に乗ってくれやすくなります。

SMILE:笑顔で。 笑顔を見ると脳の恐怖や不安の反応が抑えられ、安心や信頼を感じやすくなることがわかっています。笑顔でかけられた提案は、子どもにとって「安全でやさしい言葉」として脳に届きやすくなります。

SLOW:ゆっくりと(間を空ける)。 これはゆっくりしゃべることよりも、ひと言ふた言の間を空けることを重視してください。1個1個の言葉を処理する時間をとってあげるのです。子どもの脳の処理能力は、大人よりずっと遅い。行動に移すまでの時間を、ここでもぜひ、SMILEで待ってあげてください。

SWEET:やさしい声で。 イライラした声、ガミガミ声を聞かされるのは、大人だって嫌なもの。特に発達特性のある子には欠かせません。ASDの子はガミガミ声を聞くと大人の声そのものをシャットアウトしてしまいますし、好奇心の強い ADHDの子は、よそのことに関心を向けてしまいます。

どんなに素晴らしい声かけのテクニックも、この「安心感」という土台がなければ、子どもの脳には届きません。話し出す前に、一呼吸おいて「3S」を意識してみる。それだけで、お子さんは安心して心を開いてくれますよ。

わが子が変わる「魔法のステップ4」

土台ができたら、いよいよ具体的な「会話の型」です。発コミュは、子どもの行動を肯定的に捉え、認めることから始めるコミュニケーションの方法。覚えていただきたいのは、たった1つの会話の型だけです。

1.ポジティブ・アテンション(楽しく始める)→ 会話をスムーズにスタートさせる
2.シンプル・ディレクション(わかりやすく提案)→ 子どもが素直にサッと行動に移れるシンプルな指示を出す
3.ディスタンシング(感情に巻き込まれない)→ 子どもの感情に巻き込まれないよう距離を置く
4.ビルディング・メモリー(いい記憶にする)→ 子どもに成功体験の記憶を創る

①最初の「ポジティブ・アテンション」と、④最後の「ビルディング・メモリー」は、どちらも「肯定するテクニック」です。

②「シンプル・ディレクション」という行動の指示・提案を、前後の「肯定」でサンドイッチするのが、発コミュの特徴。

③「ディスタンシング」は、提案を受け入れてくれなかったときのフォローのステップだと覚えておいてください。

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