1.ポジティブ・アテンション:「面白そうなテレビだね。誰が出てるの?」――いきなり指示を出さず、まず子どもの“今”に興味を示して心を開かせる。
2.シンプル・ディレクション:「お風呂に入ろうよ。お風呂あがりの冷たい牛乳、用意したよ!」――1つだけ、シンプルに提案する。
3.ディスタンシング:番組が終わって怒ってしまっても、「いい加減にしなさい!」とエスカレートしない。怒らず、反応せず、少し離れて待つ。
4.ビルディング・メモリー:「お風呂入れたね! 冷たい牛乳どうぞ♫」――できたところまでを肯定して終える。「毎日これくらいサッと入ってよね」等の余計なひと言は言わない。
つまり発コミュの型は、「肯定→提案→待つ→肯定」という肯定のサンドイッチ。これだけです。「着替えて」「片づけて」「宿題やって」――日常のあらゆる場面に、この型が使えます。
最初に「肯定的な声かけ」が必要な理由
なぜ最初に「肯定的な声かけ」が必要なのか。実は人間の脳には、「最初に聞いた言葉や印象に強い影響を受ける」という性質(心理学でいう「初頭効果」)があります。最初から怖い顔で「早くお風呂に入りなさい」と指示を出すと、子どもは「なんか怒られるんじゃないか」と身構え、心を閉じてしまう。
だからこそ、まずは子どもがお母さんの声かけを聞ける状態をつくる――そのために必要なのが、「肯定する・認める・注目する」声かけなのです。
まずは「肯定→提案→待つ→肯定」のサンドイッチだけを覚えてください。「ステップに分解する」「成功体験の記憶を刻む」といった一つひとつの意味は、追って詳しくお伝えしていきますが、この型を意識するだけでも、お子さんとの会話はかなり変わっていきます。
そしてこの循環を毎日繰り返すうちに、子どもはステップに組み込まれた「自分で考えて行動する」を重ね、だんだんとお母さんの声かけがなくても、自分で行動できるようになっていきますよ。


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