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熊本地震にみる九州の「高速道路と高速バス」現地事情…やむを得ずフェリーを利用する人も増加

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九州道、大分道、長崎道が交わる「鳥栖ジャンクション」
九州道、大分道、長崎道が交わる「鳥栖ジャンクション」(写真:撮るねっと / PIXTA)
  • 佐滝 剛弘 みらい観光文化リサーチベース代表 元・城西国際大学教授
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8月1日に再度ホームページを確認すると、「熊本~鹿児島」間の「きりしま号」のほか「熊本~宮崎」間の「なんぷう号」、「福岡~宮崎」間の「フェニックス号」は8月7日までの運休が決定しており、それ以降も未定。

逆に「熊本~長崎」間と「熊本~大分」間は減便運行していたが、お盆期間は復便することが決まっている。先述の「宮崎~新八代」間の便は、やはり8月8日以降も未定である。

JR宮崎駅に停車する「フェニックス号」(写真:Rosette / PIXTA)

高速道路は、被災地への支援物資の運搬や人員の移動の手段としてきわめて重要である。8月4日現在、新幹線「熊本~新水俣」間も復旧のめどが立っていないため、余計に回復が待たれる状況だ。

現在、どうしても鹿児島、宮崎から熊本・福岡方面へ向かわなければならない人は、東九州道を迂回するルート、あるいは裏技としてフェリーの利用者が増加しているという。

阿久根市から長島町に入り、フェリーで天草に渡り、三角・宇土方面へ、あるいは目的地によっては島原半島でさらにフェリーで渡るというルートを採るという人もいるとの報道を見た。いずれにしても、時間も労力もかかるルートなので、移動には覚悟が必要だろう。

再び道路が笑顔をつなぐ日を待ちたい

2011年の東日本大震災では、東北道が比較的震源から遠く、津波の被害もなかったため、支援ルートとして機能したが、それでも東北道から三陸沿岸への高速道路および三陸を縦貫する高速道路が未整備で大きな課題を残したため、その後三陸道やアクセスルートの整備が進んでいる。

今回の夏の被災は、観光のピークシーズンであることに加え、お盆の帰省時期を控えて、人の移動が最も盛んになる時期でもある。遠く離れて被災した家族や親族・知人のために支援物資を積んで向かいたい人たちにとって、高速道路はまさに最も重要なインフラとなる。

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酷暑、人手不足といった悪条件が重なる時期に復旧を目指さなくてはならない道路関係者の奮闘に敬意を表しつつ、再び道路が笑顔をつなぐ日を待ちたい。

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