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「安さ」のウラに潜む動物の命の搾取、ヤミ繁殖屋で苦しむ純血種の猫犬たちの現実には人間の責任ある選択が必要だ

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保護された1匹のミヌエット。お腹には帝王切開された跡が残されていた(写真:筆者提供)
  • ジョイ吉 保護猫活動団体「とーち保護猫の会」代表
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第1種動物取扱業者の方からは、「現在、第1種動物取扱業の登録はかなりハードルが高い」そうです。規制が厳しくなり登録が維持できない、またそもそも登録ができず非正規のルート、すなわち闇ルートで動物を売るしかないため、まったく儲からないという事情があります。

では、そのような『ヤミ繁殖屋』がどこで動物を売るかというと、ブログ、YouTube、Instagramなどの各種SNSの自分のページで売るそうです。

「激安」の裏にある悲劇

先日、ネットを通じて5万円で譲り受けた子犬が翌日死亡したとして、譲渡人である女性が逮捕されたとニュースになっていました。

保護されて数日経ったベンガルの猫(写真:筆者提供)

この事件は、「無料譲渡のはずが子犬の医療費として5万円を支払ったのに、医療など一切受けさせておらず、子犬は重度の肺炎で亡くなった」というものです。この子犬はポメラニアンとトイプードルのミックスで、『ポメプー』と呼ばれる犬のようです。

ですが、ここでよく考えてほしいのは、純血種同士のミックスの、かつ健康な子犬をたかだか5万円で譲り受けられるなんてありえないということなのです。

今回レスキューした猫たちには、医療費としておおよそ5万〜10万円近くかかっています。保護して譲渡する際には、猫には初期医療や血液・ウイルス検査、必要であれば心臓などの臓器の検査などを受けるようにしています。

初期医療とは駆虫や検便、ワクチン接種、ウイルス検査、マイクロチップ装着などのことです。妊娠や出産に関わらない、健康体であることの確認、健康体にするための治療費だけで、これほどの金額がかかるものです。

それでも、一部の医療費は「猫ボランティア」活動をしているということで動物病院では格安の金額で施術してもらっています。

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