2つ目の法則はターミナル駅であることだが、複数路線の乗り入れがあると言い換えてもいい。その事例は枚挙にいとまがない。最もわかりやすいのが武蔵小杉駅かもしれない。東急東横線に加え、00年に東急目黒線が誕生し、接続した。JRでも南武線に加え、10年に横須賀線の駅が開業し、東京駅へのアクセスが改善し、湘南新宿ラインで新宿にもアクセスが良くなった。
神奈川・都下・埼玉・千葉、狙える駅はここだ
神奈川県の私鉄では急行停車駅や複数路線が資産性の条件となってくる。小田急線なら、登戸、新百合ヶ丘、相模大野、海老名となるし、東急東横線や田園都市線でもその法則性に準ずる。横浜市営地下鉄でも2路線通るセンター北とセンター南や東急線と接続するあざみ野などだ。
都下では、中央線が強い。吉祥寺・三鷹・武蔵境駅は2%を切る。これ以外は、京王線の調布ぐらいと限定される。
埼玉県なら、京浜東北線の川口、浦和、さいたま新都心、大宮駅、埼京線の戸田、北与野駅は資産性がある。
千葉県では資産性は千葉市が低く、東京寄りが高い。JRでは総武線と京葉線が有望で、本八幡、市川、舞浜、新浦安などが挙げられる。これ以外では、東京メトロ東西線の浦安のほか、つくばエクスプレスと東武アーバンパークラインが乗り入れる流山おおたかの森などにかなり限定される。
このように、郊外に行くにしても資産性を考慮するなら、購入エリアは限定される。今後の資産インフレが楽観的になれない中、過去の法則性に準じてマンション購入エリアを選ぶのは賢明な策と考えている。

