何より、ちいかわの原作マンガに散りばめられた「伏線」に魅力を感じるという。ふとした発言も「実は伏線なのではないか?」と考察しながら読むのも楽しいのだと教えてくれた。ちいかわの世界は言葉で明確に説明されることがないので、キャラクターの表情や行動、効果音などの情報からその背景を想像するのが楽しいようだ。
こうした大人が没入して楽しめるポイントが、ちいかわという作品に人をひきつけてやまない要素となっている。
香港・台湾で実感したちいかわの世界的人気ぶり
ところで、ちいかわの人気は日本国内にとどまらない。25年7月には香港で初となるちいかわの大型イベント「CHIIKAWA DAYS」が開催され、26年7月からは台湾で同イベントが開催されている。また、香港では26年8月より大型特別展「CHIIKAWA ARTIVERSE」が開催され、尖沙咀(チムサーチョイ)にちいかわたちの巨大メリーゴーランドが出現する。
筆者は大のドラえもんオタクである。ドラえもん関連のイベントのため、毎年海外遠征するのだが……今年の4月に香港を訪れた際、荃湾線(Tsuen Wan Line)に乗っている女性のほとんどがちいかわグッズを身に着けている様を目撃し、その人気のすさまじさを実感した。
また、今年7月に台湾を訪れた際、実際に「CHIIKAWA DAYS」に足を運んでみたところ、現地の人々が笑顔でその世界を楽しんでいる様子が見えた。
会場限定グッズの売れ行きも非常によく、筆者が訪れたタイミングは開催から1週間以内だったにもかかわらず、すでに在庫切れとなっている商品がいくつもあったほど。ちいかわファンではない筆者ですら、思わず手に取ってしまうようなかわいいグッズが満載だった。

