ちなみに、上記のエピソードの紹介に誇張はひとつもない。どれも純然たる事実であり、ナガノさんが嬉々として描いてきた物語なのだ。なぜ筆者が“ちいかわはかわいいの皮を被ったサバイバルサスペンス”と語るのかわかってもらえただろう。
連載当時から追いかけてきた友人に聞く、ちいかわの魅力とは?
世界中に多くのファンがいるちいかわだが、筆者自身はファンでないためイマイチその魅力がわからなかった。そこで、連載当時からちいかわを追いかけてきた筆者の友人に、その魅力を聞いた。
そもそも、ちいかわファンになる入り口となったのは「LINEスタンプ」の存在だという。もともとはナガノ先生自身を描いた「自分ツッコミくま」シリーズを使っていたところ、スタンプの汎用性の高さからちいかわのスタンプも使うようになったそうだ。
LINEスタンプの使いやすさで慣れ親しみ、ちいかわとの単純接触効果を重ねる内にSNSでの反響の大きさを知り、マンガやアニメを視聴するように。プライズでぬいぐるみをゲットしたことを皮切りに、作中に登場する姿をグッズ化した「ちいかわならでは」のグッズにひかれ始めたという。
友人いわく「ちいかわは『泣いてなんぼ』」らしい。さまざまな上位存在に襲われても抵抗できず、ただ「やだ」と言いながら泣いている姿がかわいいというのだ。「ちいかわは“泣いているからこそ、魅力的なキャラクター”なのだ」と熱く語ってくれた。
そんな筆者の友人の「推し」は、その活発さと能力の高さからストーリーを動かしてくれる「うさぎ」。しかし、どのグッズでもうさぎを買うわけではなく、グッズごとに「かわいい」と感じるアイテムを買い集めるようになったという。
ちいかわで展開されているグッズのなかには実用性があるアイテムが多く、職場で使うことでコミュニケーションの一環にもなっているらしい。収集して満足するコレクションアイテムだけでなく、実際に役立つアイテムが多い点も魅力となっているようだ。

