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熊本地震「現地入り」批判、藤井貴彦アナだけがなぜ…好感度が負債に変わる時、「知られざる熊本愛」も免罪符にならなかった

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news zero 藤井貴彦 櫻井翔 熊本地震
「news zero」のメインキャスターを務める藤井貴彦アナウンサーと、キャスターを務める櫻井翔さん(写真:「news zero」公式Instagramより)
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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そもそも、なぜ現地入りが批判されるのか。背景には、「災害時の報道は不要不急な存在ではないか」という、根強い見方がある。

復興期ならまだしも、発災直後に取材陣が大挙して現地入りすれば、かえって救援の妨げになりかねない。たとえそこに「報道する理由」があったとしても、それは人命より優先されるべきことなのか。こうした問題提起は、大規模災害のたびに繰り返されてきた。

加えて、熊本県警は29日時点で、Xで「支援物資の運送や、救助救援活動に支障を来すおそれ」があるとして、被災地方面への不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。こうした背景もあり「報道は不要不急の最たるものじゃないか」といった意見に、賛同するネットユーザーは少なくない。

言うなれば、被災地にとってプラスにならない「招かれざる客」という視線だ。藤井アナへのバッシングも、その延長線上にある。実際にネット上には、「地元局にもアナウンサーがいるのに、わざわざ東京から行く必要があるのか」という声も並んだ。

加えて、東京から来たとなると、どうしても「高みの見物」「やじ馬」のような印象を与えてしまう。いつもは被災地の外側に身を置いている人間が、現地の惨状を“伝える”という構図そのものが、反発を招きやすいのだろう。

現地入りしたのは藤井アナだけではない

ただし、現地入りしたメインキャスターは藤井アナだけではない。「報道ステーション」(テレビ朝日系)、「news23」(TBS系)、「めざましテレビ」(フジテレビ系)、「Nスタ」(TBS系)、「イット!」(フジテレビ系)と、各局が軒並み“看板”を熊本に送り込んでいる。

つまり、批判されている行為そのものは、藤井アナに固有のものではない。それでも矛先は、明らかに彼一人に集中した。

なぜ彼だけが炎上したのか。その背景には「好感度の高さ」ゆえの落差があるのではないかと感じている。そこに“フリー転身”という要素がかけ合わさった結果、ここまでの反発を招いたのだと考えられるのだ。

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