延伸につれて空港利用者や沿線にある大学への通学生が増えたのに加え、15年には万博記念公園駅近くに大型商業施設「エキスポシティ」がオープンしたことで、その来訪者も利用するように。この年は利用者数が一気に1割以上増加するなど、利用者は右肩上がりに増加していった。
新型コロナウイルス感染症による外出自粛要請を受け、20年度は利用者が3割近く減少したものの、その後は順調に回復。25年度は過去最高となる、年間5200万人を記録した。
門真市から南へ延伸工事
そんな大阪モノレールでは今、延伸工事が行われている。延伸ルートは門真市駅から南へ向かい、東大阪市の南部に至るというもの。全長は8.9kmで、これが完成すれば本線の路線長は約30.1km、彩都線を含めた長さは36.9kmとなる。国内2位である東京モノレールの路線長は17.8kmであり、大阪モノレールはその2倍以上。まさに抜きん出た存在だ。
延伸工事は19年に認可され、用地買収や準備工事が始まった。大阪モノレールでは、レールに相当する軌道桁やそれを支える柱、駅舎といったいわゆるインフラ部分は道路構造物の一部とみなされ、その道路を所管する自治体(今回の場合は大阪府道の整備にあたるため大阪府)が建設を担う。
運営会社である大阪モノレール株式会社は、自動改札機や自動券売機といった駅務機器に加え、変電所や車両など運行に必要な設備を整備し、インフラ部分を借りて営業するというかたちだ。

