さて、別の視点での「なぜ?」が「国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進に向けた補助金:通称CEV補助金)が他ブランドと比較して低いのはなぜ?」である。
令和8年分(~26年12月31日)新車登録について、ラッコは3グレードとも15万円。一方、同じ軽EVの「サクラ」やホンダ「N-ONE e:」が58万円、三菱「eKクロスEV」が57万4000円であるのに対して、ラッコの補助金額はかなり低い。
CEV補助金は、一般社団法人 次世代自動車振興センターが裁定する評価基準に沿って行われるが、近年はクルマそのものの性能よりも充電設備への普及促進など企業活動に対する評価が重視される傾向がある。
そうした中、BYDオートジャパンとしては、評価基準とその評価をよりわかりやすく開示してもらうことで、今後の事業方針を考慮できるとして、CEV補助金に対する予算策定を管轄する経済産業省に対して交渉を続けていくとしている。
企画から2年で発売された、ラッコ。販売動向、ラッコ派生車の可能性、そして日本におけるBYDブランドの定着度の変化に関してさらに増えるかもしれない「なぜ?」を解き明かすよう、今後もBYDに対する取材を続けていきたい。

