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ビジネス #鉄道最前線

小田急の命脈「箱根」、ブランド維持への継続投資 日本人客も「1回行けば十分」ではもったいない理由

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箱根海賊船 クイーン芦ノ湖とロワイヤルⅡ
芦ノ湖の海賊船「クイーン芦ノ湖」(左)と「ロワイヤルⅡ」(記者撮影)
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ロープウェーで大涌谷駅から桃源台駅まで向かい、そこからは海賊船「ロワイヤルⅡ」に乗って元箱根港に向かう。海賊船は3隻あり、いちばん新しい船はJR九州の豪華列車「ななつ星」などで知られる水戸岡鋭治氏がデザインした「クイーン芦ノ湖」で、2019年に就航した。

芦ノ湖の海賊船「ロワイヤルⅡ」(写真: kouyunosa/PIXTA)

ほかの海賊船も随時リニューアルを行っており、2025年の「ビクトリー」に続き、今年はロワイヤルⅡをリニューアル。もともとは18世紀に活躍したフランス艦隊の旗艦をモデルに建造したが、リニューアルでは、「ワンランク上」をコンセプトに、特別船室にロココ様式を意識した家具や座席を配置したほか、船内カフェには、飲食店で生ビールなどをグラスに注ぐための給水塔状の金具「ドラフトタワー」を導入し、船をイメージした限定カクテルの販売も開始した。

ライバルは「箱根以外の観光地」

ロワイヤルⅡに乗って“航海”を楽しんでいる途中、2隻の白い遊覧船とすれ違った。西武グループから遊覧船事業を引き継いだ富士急グループが運営する「大茶会」と「SORAKAZE(そらかぜ)」。どちらも既存の遊覧船を大幅リニューアルした。「富士急との競争は厳しいですか」と担当者に尋ねてみたら、「航路が違うので、観光客は目的地に合わせて船を選びます」と言い、ライバル関係を否定した。

富士急グループの箱根遊船「SORAKAZE」(記者撮影)

それどころか、「かつては西武と小田急の箱根山戦争と呼ばれたこともありましたが、今は時代が違う。ライバルは箱根以外の観光地であり、お互いに協力し合わないと、ほかの観光地に勝てない」とのことだった。

【写真を見る】小田急の命脈「箱根」、ブランド維持への継続投資 日本人客も「1回行けば十分」ではもったいない理由(16枚)
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