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ビジネス #鉄道最前線

小田急の命脈「箱根」、ブランド維持への継続投資 日本人客も「1回行けば十分」ではもったいない理由

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箱根海賊船 クイーン芦ノ湖とロワイヤルⅡ
芦ノ湖の海賊船「クイーン芦ノ湖」(左)と「ロワイヤルⅡ」(記者撮影)
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音箱の利用には通常の運賃のほか、追加料金として1台あたり2500円かかる。1台のゴンドラには最大16人乗れるので、もし16人のグループで乗れば、1人あたりの負担額は150円程度となる。運行日は繁忙期を除く毎日。約10分間隔で運行する。担当者は「SNSなどを通じて認知度が高まれば、利用が増えるのではないか」と期待していた。

ゴンドラ「音箱」に取り付けられているスピーカー(記者撮影)

4月乗車時は曇りで視界は良好とはいえなかった。もし、霧などで景色がさらに見えないような状況で音箱の「雨の日」楽曲が流れれば、結構楽しめるのではないかと感じた。7月乗車時は晴れ。眺望と曲がマッチし、ゴンドラが大涌谷の谷底に近づくと曲調がドラマチックに変わり、ワクワク感を盛り上げる。この様子をスマホで撮影してSNSで映像と音を発信すれば、人気が出そうだ。

7月時点で「1日10組ほどの利用がある」という。音箱タイプのゴンドラをもっと増やしてもよいのではと尋ねたら、「お客さまの反応を見ながら、今後の展開を考えていきたい」とのことだった。

2025年にリニューアルした大涌谷駅

大涌谷駅に降り立つと、硫黄の匂いが周囲に広がる。駅舎と駅前広場を2025年にリニューアルして新展望エリア「ちきゅうの谷」をオープンした。駅前に丸く広がる「風の輪テラス」は360度、どこを向いても箱根の雄大な自然を一望できる。また、谷底に向かって突き出た「息吹のデッキ」は床の一部とフェンスがガラス張りで、宙に浮いているような感覚だ。

大涌谷駅前にある、谷底に向かって突き出た「息吹のデッキ」(記者撮影)

大涌谷駅2階の食堂は今年7月にリニューアルされ、高級感あふれる内装の店舗に生まれ変わった。それまでのカレー中心のメニューに加え、鉄鍋料理やラッシーなどの新メニューが加わった。

【写真を見る】小田急の命脈「箱根」、ブランド維持への継続投資 日本人客も「1回行けば十分」ではもったいない理由(16枚)
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