最近の箱根はどう変化したのか。それを知るべく、4月上旬および7月中旬の2回にわたり、箱根を訪問した。
通勤ラッシュがピークを過ぎた平日朝9時すぎの小田急新宿駅。地上1階にあるロマンスカーのホームは外国人観光客で賑わっていた。
ロマンスカーで箱根湯本駅に到着。ここで電車を乗り換えて強羅駅に向かう。箱根エリアは、「箱根フリーパス」を購入すれば小田急グループの「箱根登山電車」「箱根登山ケーブルカー」「箱根ロープウェイ」「箱根海賊船」や主なバスが乗り放題。これらの交通手段を使って、箱根エリアをぐるりと周遊できる。小田原―箱根湯本間も対象に含まれる(ロマンスカーは別途特急券が必要)。
2025年度における箱根フリーパスの販売枚数は過去最高並みの95.2万枚。うちインバウンド向け販売枚数は38.8万枚で過去最高を更新し、インバウンド比率は4割を超えた。
ケーブルカーも「大荷物」の訪日客対応
箱根湯本駅のホームに待っていた登山電車の車両は、レトロな風貌の「100形(モハ1形・モハ2形)」。1919年にデビューし、その後も改装を繰り返しながら運行を続けてきた。経年により修繕や部品の調達が難しくなったことを踏まえ、2028年1月の引退が決まっている。乗るなら今のうちだ。
列車は超満員の客を乗せて箱根湯本駅を出発し、スイッチバックを繰り返しながら強羅駅に到着した。およそ40分の行程だ。
強羅駅からはケーブルカーで早雲山駅に向かう。2020年に内装と外装を大幅リニューアル。車内はボックスシートからロングシートタイプに変更し、大きな荷物を抱えるインバウンドの利用に配慮した。

