病院などの受診時にマイナンバーカードを利用する「マイナ保険証」が、8月から本格化します。これまで、暫定措置として従来型の健康保険証も利用できることとされていましたが、この措置が7月末で終了するためです。8月以降は基本的にマイナ保険証が必要になりますが、もし、マイナ保険証を持っていない場合にはどうすればいいのでしょうか。
ついに期限切れの健康保険証を使える暫定措置が終了
病院や薬局での本人確認時に窓口で提示する健康保険証は、マイナ保険証への移行のために2024年12月に新規発行がすでに終了していました。しかし、マイナンバーカードを持っていない人や利用登録ができない事情がある人などへの配慮から、これまで、従来型の保険証の有効期限が切れても特例的に利用できる暫定措置が取られてきました。この措置が、7月末をもって終了します。
今までは期限切れの健康保険証を持参しても、保険診療であれば1~3割の自己負担で受診できました。しかし8月以降は原則として期限切れの保険証では、保険証を忘れたときと同様の扱いになります。そのため、窓口ではいったん10割負担する可能性があります。
かかりつけ医など受診歴がある医療機関では、過去の情報を参考に健康保険への加入状況を確認してもらうなど、柔軟に対応してもらえる場合もあるようです。とはいえ、基本的には古い保険証は使えなくなります。
8月以降に医療機関で使える本人確認証は、原則はマイナ保険証になります。マイナ保険証を初めて利用するときには、マイナンバーカードに健康保険証の機能を載せるための登録手続きが必要ですが、病院や薬局の受診時にその場で登録することもできます。窓口にマイナンバーカードを持って行き、顔認証付きカードリーダーに置くと、初回の利用登録手続きができます。登録が完了すれば、その日の受診からマイナ保険証として利用できるようになります。
病院に行く前に準備をする時間があれば、行政ポータルサイト「マイナポータル」や提携ATMからも利用登録できます。特にマイナポータルは、マイナ保険証の利用登録があるかどうかを画面上で確認できるので、実はすでに利用登録済だったもののマイナ保険証を使ったことがないようなときに、状況を確認するためにも役立ちます。

