高速バスの中には、バスタ新宿と東京八重洲の両方で乗降できる路線もあるが、バスタ間だけを利用することはできない。例えば、大阪発バスタ新宿経由でバスタ八重洲行きのバスがあっても、バスタ新宿では乗車はできないので、八重洲までの乗車は認められていないのだ。
そんな路線バスがあることを知ったのは、このラリーのおかげである。ただし、本数は多くない。正解は、ぜひ実際のバス停を見つけて確認してほしい。
インフラツーリズムの狙いとおもしろさ
このイベントの実施主体は、実は「バスタ新宿インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト協議会」という長い名前の会で、東京国道事務所と新宿高速バスターミナル株式会社で構成されている。
今回のラリーも、名前の通り近年注目されつつある「インフラツーリズム」の一環だ。バスタ新宿は、一定の認知が得られているとはいえ、高速バスは新幹線や在来線の列車ほど利用されているわけではない。
ラリーを通して高速バスターミナルの状況を知ってもらい、いずれは高速バスを利用してもらいたい。そして、人々の移動を支える交通インフラにも関心を持ってもらいたい、そんな動機が隠されている。
この協議会では、「たんけんラリー」だけではなく、バスタ新宿から飛騨高山行きの高速バスに乗り、現地で新穂高ロープウェイや飛騨大鍾乳洞へと、さらに足を延ばすような着地型のツアーの販売を7月から始めるなど、バス路線と地方のインフラツーリズムを組み合わせた商品の申し込みも始まっている。
今回、小学生向けのラリーに参加してみた一番の感想は、「これは大人でも十分楽しめてためになる学びの場である」ということである。

