一方、5位は前年度に9位だったJR総武快速線の新小岩→錦糸町と、16位だった東京メトロ東西線の木場→門前仲町が浮上し、160%で並んだ。
東京メトロ東西線はコロナ禍前、数年にわたって混雑率ワースト1位を記録していた路線。2019年度の混雑率は199%に達していた。2020年度以降はコロナ禍によるリモートワークの浸透などで利用者が減少し、混雑率は一気に123%まで低下。その後は徐々に上昇したものの、2024年度は150%で、東京メトロ各線の中では日比谷線、南北線に次いで3番目だった。

上位20区間はほぼ首都圏
東西線の混雑率上昇は輸送人員の増加が要因だ。前年度のラッシュピーク1時間当たりの輸送人員は6万750人だったが、2025年度のデータでは6万4800人と4000人以上増えた。列車の編成や本数は変わっていないため、混雑率は10ポイント増の160%となり、久しぶりにワースト上位に浮上した。
ただ、東京メトロ各線は今回から混雑率の計測方法を「平日5日間平均」に変更しており、この点が数値に影響した可能性もある。いずれにせよ、以前ほどではないにしても東西線の混雑が復活していることは確かだろう。
7位はJR東海道本線の川崎→品川と、JR京浜東北線の大井町→品川が同率で159%。次いで9位はJR中央線快速の中野→新宿と、JR京浜東北線の川口→赤羽が158%で並んだ。
上位10区間は西鉄貝塚線を除き、いずれも首都圏の路線。上位20区間まで含めても首都圏以外の路線は同線のほか、広島市内を走る新交通システムの広島高速交通(アストラムライン)牛田→白島間の153%が17位に入ったのみだった。

10位以下は、11位に前年度は41位だった京成押上線・京成曳舟→押上が浮上。同線はラッシュピーク時の輸送人員が前年度と比べて4160人も増えており、混雑率が138%から157%へ19ポイント上昇した。

