――もう1つの隣国である中国についてはいかがですか。
歴史を客観的に認識すべきということは同じです。大日本帝国が中華民国を侵略したのであって、逆ではありません。そして戦後、多くの中国人が日本人残留孤児を引き取り育ててくれました。
今の中国は共産党の一党独裁国家です。人民解放軍は中国共産党の軍隊であり、民主主義のわれわれとは価値観の違う国です。そういう意味では韓国とは違います。
しかし、ののしり合っていても、何も日本の国益に資することはありません。むしろ、世界一の経済大国を目指している国にケンカを売り続けるメリットがどこかにあるのでしょうか。
それよりも、中国が抱える問題、例えば環境問題や人権問題などについて、日本は何ができるのかを考え、協力できるところは協力したほうが、よほど国益に資するのではないでしょうか。
過去の歴史を含めて自国を守っていく
――しかし、そのような考えを持つ政治家は、ネットでは激しく誹謗中傷される危険性が大きいです。
正論を述べると誹謗の対象になってしまうというのは、非常に残念です。2月の衆院選では、岩屋毅さんがずいぶんやられたようですね。それに負けず、よくぞ勝ち残ってこられたと思っています。畏友である村上誠一郎さんもそうです。比例での優遇を約束されていたのに、反故にされた。それでも当選したのは、やはり神様はいらっしゃるのだと思いました。
私たちは、将来の日本国民に、この国をできるだけいい形で渡さないといけません。戦争に敗れて焦土となったわが国を、われわれの先達は辛苦の末に復活させ、世界有数の経済大国に発展させました。だからこそ、今この国を誤った方向に行かせるわけにはいかない。
過去の歴史を含めて自国を守っていくことこそ、保守政治家が負うべき責任ではないでしょうか。




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